2007年01月31日 (水曜日)

日々 ちちとむすめ

前回母親の話をしましたので、今度は父親の話を。

小さいころ、両親が仕事であまり家にいなかったため
未だに親との距離が微妙にうまく測れないのです。

頻繁に両親の話は周りにするんだけども、
友人たちがどうにもいぶかしげな顔をすることが多々あるので
もしかしたら、何かその、一般的な親子の距離感、を間違ったまま
30年経過してしまった我々3人なのかもしれませんね。
 
 
うららかな日曜の昼。おとといのことです。
なんとなく茶の間ではジャニーズの番組がやっていました。
これです。

最初、萩原流行を見て父親と
「神奈月にしかみえないよねー」って話をしてたんだけど
そのうちカルーセル麻紀にしか思えなくなって…
(似てる、よねえ?)

その番組の中で熊田曜子が、バストアップクリームを買った話をしておりました。
以下、台本風に書いてみることにします。
 
 
--ムスメ(以下・私)、台所。カウンター越しにテレビを見ている
--父(以下・父)、茶の間。
--熊田曜子(以下・熊)、テレビ出演中

熊「これなんですよー(商品紹介)」

父「安いなー」
私「あ、これあたしも持ってるよ」
※ちなみにそのときの珍道中はこちら

熊「クリームなんですけど、胸にこうやってマッサージしながら塗るんですよー」

私「これねー、粉だらけになんだよね」
父「量が多いんじゃないの?」

熊「でもこれ、つけすぎるとかぴかぴになって粉ふいちゃうんですー」

父「ほら、な。がんばり過ぎだよ(笑)」
私「がんばらないと、30過ぎるといろいろ大変なんだよ、劣化が(笑)」
 
 
…こんな会話が普通に行われます。

そういえば昔、買って来たばかりの下着を、自室であけてみてて
「あれ、こんなでかかったか?」と思い、
服の上から胸にあててみてたところを
うっかりドアが開いてて、茶の間から父親にガン見されてて
あげく、指差して大爆笑された思い出があります。
まだ板橋の家だったので、10代後半ですね。
多感な時期にそんな親子関係ですよ、アータ。

そりゃ、ひとり娘もこんな育ち方するっつーの。

ちなみに自分の高校の卒業アルバムのクラスの寄せ書きに
「美容体操教えます」という謎のメッセージを残していた我が父です。
 
 
しかし最近思うのは
それぞれの家にはそれぞれの価値観があり
どれ一つ正解などないということ。

我が家のこれも、「それはそれであり」で、
あなたの家の変な親子関係も、「それはそれであり」なのかもしれませんよ?

例えば、母親の体調の悪いときに…っていうか、まあ週3で具合悪いんだけど
父親が家事全般やったりすることを、
「旦那にそんなことさせて」って思う人もいるだろうし
(まあ実際いたなあ、昔。)
「まあすてき!」って思う人もいるだろうし。
(今だったらこっちが大半かなあ)
自分のものさしで相手の家族を見てはいかんということですね。

自分の親も、それなりの愛し方で大好き。
相手の親も、そっちのしきたりに従って大好き。

…みたいな割り切りがもっと早くにちゃんと出来てたら
とっくにお嫁に行ってると思いますよん。
(お嫁に「行く」気はあまりなかったんだけどね、最近どっちでもいーやー)

03:03 [カテゴリ: 日々] [ BBS ]
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?


 

手動で送信されたコメントであることを示すために、
上のボックスに表示されている通りに数字を入力してください