2009年12月26日 (土曜日)

日々 おうちが火事だよ!ロマンポルシェ。

今さっきの話ですけどね

ひとりで留守番してたんですよ。
で、お夕飯の支度をと思って米研いで、セットして
居間でぼけーっとしていましたさ。

3日ほど前に火災報知器の点検で業者がきました。
ママカップみたいなやつを天井の感知器に向けて音出してテストするあれ。

あの時と同じ音、出た!

えーーーーーーーー

通路ではもっとでかい音で
「火事です。火事です。安全を確認して、避難してください」と
男の人のナレーションがループしている。

な ん で す と !

とりあえず火元はうちじゃないことを確認。
一旦通路に出て、うちのフロアが火元でもなさそうだと嗅覚で確認。

しばらくすると、通路に流れるアナウンスが
「2Fで火災が発生しました」に変わった。

思いっきりユニクロの部屋着だったけど、上にコートを羽織り
財布の入ってる鞄を提げ、パソコンは持っていけないから置いて
非常階段でいったん2Fの様子を確認。
引越し業者が作業していたが、特に慌てる様子もなくしれーっとした顔をしている。

なぜだ?

まあいいか。

そのまま階段でエントランスに降りると
同様に着の身着のまま飛び出した人々に出会う。
ひとりが、「管理会社に電話しましょう」という。
事情を聞くと、モニタによれば火災ではなさそうだが、
あとで警備員が回るので部屋番号を教えてくださいという。

全員同じフロアの人だった(笑)

もういっかい火元のフロアを確認しに行こう、という話になり
いっしょに2Fに。
引越し業者は相変わらず何食わぬ顔で作業をしている。

なぜだ?

まあいいか。

まだ非常放送はけたたましい音で鳴りっぱなしだが
とりあえず自宅待機でお願いしますと管理会社に言われたので、
それぞれが部屋に戻った。

しかし、ほんとに火事だったら部屋にいるの怖いし
その前に警報音で私のメンタルがひどく怯えてしまっており(笑)
麻婆豆腐の豆腐がないや、と思って一旦コンビニに。

帰ってきてもまだ警報が鳴り響いていた。
エントランスに群がっている住民に、とりあえず自宅待機って言われましたよ、と告げると
そのうちのひとりが「引越し作業で押しちゃったらしいよ」と言った。
「ならいいですけどねー」と言いながらそれぞれがまた自室に戻る。

でも、まだ警報、怖いよ(笑)

えーん。はやくかえってきてよー
(しかたないです、おしごとです)

火を使うのもはばかられ
夕飯時だが待機するしかない。

ふと、もういっかい室内の警報が鳴り出した。
え!また??

それはすぐ止まったのだが、心配になって玄関を開けると、
隣室のおねえさん(どすっぴん)と目があった。
とりあえず今知っている情報をすべて彼女に伝える。

ああ、まあ、休日ですよね。みんなすっぴんですよね。
っていうか、
今気づいた?? え?? 寝てた?? まさかの???

(一旦寝ちゃうと電話の音すら気づかない私は人の事言えない)

数分後、やっと警報が止まったが、安全確認までなにもできないので
しばらくフィギュアスケート見ながらこたつに入っていると
聞いたことのない「ピロピロ」みたいな音がインターホンから。
「管理室」というランプがついている。

え、何この家!
内線通じるのか!

警備会社の人から、事情説明の電話だった。
(あ、さっき部屋番号教えたからか)

やはり、引越し業者が搬入の際に火災感知器にぶつけてしまって異常が出たと。
ご安心ください。との内容。

おお、よかったよかった、無事だったか。

…まてよ。
さっきの引越し業者。
知らん顔して作業してたけど、お前が犯人じゃないかあああああ!(笑)

まあ、とりあえずほっと一息で
炊飯器のスイッチを入れた次第なのですが

ほんとに火事になったら。

私のとった行動は明らかに遅く
あれじゃ逃げ遅れて焼け死んでいたのではないだろうか。

どこかで「いやあ、まさかー、誤報じゃないの?」と
たかをくくっていたところがあったのではないだろうか。

ふと私は掟ポルシェさんちが火事になった時のことを思い出し、ブログを読んだ。
http://blog.excite.co.jp/porsche/m2008-06-01/

そうだ、パソコンとか機材、全部燃えちゃうんだよね。。。
私のと、同居人様の、ノートPC2台かかえて、とっさに逃げられただろうか。。
とっさの取捨選択能力が、必要になるのではないだろうか。

非常持出袋を家に備えるの、「だせえ、あの銀色が!」とか言っておいてないんだけど
いつでも逃げられるようにする準備って、ホントは必要なのかなあ。

大事なもの、家にいっぱいあるよ。。
どれもおいてけないよ。。

大事なのは、日頃から火事に気を付けるということ。
火の元注意。

ここ最近、よくこたつやエアコンつけっぱにしちゃうんだけどね。。

そして、
安心って金で買う側面もあるのかなあ
とふと思った。

家がある=安心
セキュリティがしっかりしてる=安心

これらは、家賃に応じて安心度が増すというか
例えば前に住んでたボロマンションには
セコム入ってたけど、見回りしてたのは警備員じゃなくて原宿署のおまわりさんだったし(!)
オートロックじゃないから出入り自由すぎだったし
両隣の音が筒抜けだったから夜がいつも不安だったし

そこに比べて今は家賃が上がって、ちょっと生活厳しいけど、それなりに安心して暮らしている。

まあ、セキュリティに気を遣ったって、ダメなときはダメだけどな。

しかし今回のトラブルで思ったことは
都心のマンション住まいも、悪くないぜ。ということ。

隣近所が誰だかわからないで普段は暮らしてるけど
いざとなったらみんなで力をあわせて行動だってできる。
若いって言ってもたぶん、ここの住民の平均年齢30歳くらいだから
そんな若くもないけれど
私たち、まだまだ捨てたもんじゃないぜ。

ひとりじゃないって、すてきなことね と
天地真理も歌っていたじゃないか(この辺が若くない)

ーーー

教訓:気をつけよう マッチ一本 火事の元

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家がある=安心
といえば

近所の路上生活の皆さんを観察していて面白いことに気づいたのですが
それはまた、別のお話。

20:33 [カテゴリ: 日々] [ BBS ]
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