【産後】11/3

11/3

ぐっすり寝てしまったようだ。朝6時に館内の緊急放送で起きた。
「コードブルー」って言ってた。

なんだかその放送でこわくなっちゃったので、そのまま授乳へ。
だいぶ出やすくなったのですぐ吸う息子。
お!だいぶ粘って吸わしてたら78gものんだ!えらい!

まだ光線治療続くから、目隠しされたままで痛々しいけど、頑張れ息子。
母も頑張るから。

授乳で遅くなったので、ごはんを部屋に運んでもらった。
疲れや風邪もあるけど、女性の集団とガンガン入ってくる人が苦手で。
一人の方が、楽だなー…

抜糸があるからシャワーを先にと言われ、10:30に予約入れたら
別の助産師から退院指導を11時にしていい?と言われる。

忙しいじゃないか!

退院指導とは、ざっくり言って保健体育。
赤ちゃんのお世話についての話もあるけど、今後の性生活とかについて。
うちは帝王切開なので1年は避妊してくださいと。
すぐ作ってしまうと子宮が破裂するんだって!怖い!!

あとは1カ月検診予約入れて終了。

終わるとすぐ抜糸。
ピンセットで毛を抜く程度だった。

しかし、金具からの開放!
傷がいたいけど金具を心配しなくていい!すてき!

ついでに持参した腹帯に替えてもらった。血で汚れちゃったから。
念のため開腹腹帯買ってたのが役に立った。

面会時間、伯母と祖母、叔父が。
しかしまだ息子、日サロ(黄疸の治療)に入ってて目隠し状態。
終わりまで待てずに帰らなきゃで、悪いことしたなー。

祝日なので夫も合流。名前の最終合意。
出生証明書もらいに行ったら、平日しかダメって言われて、きょう届出を出す事ができず。
ちなみに、愛称は「まーくん」になった模様。

久々二人(+チビ)の時間がとれたので、少しゆっくりできたけど、お世話が忙しい!
毎時母乳飲むし、オムツ替え何度もだし。
こりゃ、退院したら寝れないなー…
せっかくなので、パパさんにもオムツ替えを覚えてもらった。
なるべく、分担できたらわたしが楽だし(笑)

体のむくみは、昨日今日と母や夫がマッサージしてくれたからかだいぶ引いてきた。
とにかく、今は体型の崩れがショックすぎる。
まずは、体を休める事だな。ということで、子どもを早めにベビー室に預けて就寝…

【産後】11/2

11/2

早朝5時、看護師さんに起こされ授乳室へ。
肩をほぐし、おっぱいマッサージをしてアップしてから挑む。

はじめはうまく吸えずに泣きながら乳をくわえる我が子、
いつしかこつをつかみ、ゴクゴク飲むじゃないか。

やればできる子!

1時間頑張って32g飲んでおとなしくなったので
新生児ケースに寝かせると、泣き出してしまった。

オムツ替えをして抱っこするが泣き止まず、ふたたび授乳チャレンジ。
2gしか飲まず、ミルクを用意した状態でまた授乳。
しばらく吸っておとなしくなったので測ると6g飲んでいた。

40飲めば十分と寝かすと、また泣くではないか。
見るとオムツが濡れてたので再度オムツ替え。
まだ泣き止まず、ミルクをあげるとやっとおとなしくなり、
やれやれと寝かすと、ふたたび泣きだす。

最後はもう、助産師さんに預けて来てしまった(笑)

そして産後検診。

ショック!
体重が1キロしか減ってない…
なぜ?あの子の重さはどこいったの?

半年かけてもとに戻すと言われたけど、ショックだ…
ごはん、気をつけよう。

今日からごはんはディルーム。
授乳でママ友も増えたので、会話に加わる。

半分が帝王切開。半分が自然分娩。2/3が経産婦。
うち、緊急帝王切開はわたしのみ。
つまり、陣痛も手術も経験してるのがわたしだけ。
大変、フルコースじゃない!と言われる。

夕べ車内で出産しちゃった外国のかた、すっごいおしゃべり(笑)
3人目の出産なので、新入りなのにみんなの姐さんみたいになってた(笑)
「帝王切開、大変よー。体、元にもどらないよー」
えー!片言でそんな重要なこと言わないで!(笑)
痛いから、サポーターできないからって理由もわかる。
なので開腹腹帯をきつめにやってます。
なんかいたいとおもったら傷の保護テープが腹帯にくっついてた!
やり過ぎには注意ですな…

授乳でだいぶ胸の張りは楽になったが、乳頭が痛いからケアを始めた。
そして、背中の痛みと鼻風邪のような症状に悩まされつつ、午前中はおやすみ…

体が辛いのもあるけど、急な状況の変化に気持ちが追い付かず、
情緒不安定になっていたようで、泣きやすくなっていた。

助産師さんに「何か辛いことありましたか?」と聞かれ、お世話や授乳がつらいと話し、
今日はあまり赤さんと一緒にいないようにしてもらったのだが
ちょうど黄疸が出てた赤さんの光線治療をすることになり、
タンニングマシンみたいのに入れられてたから同室がそもそもできず、ちょうどよかった。

両親は毎日「ぼくちゃんはどう?」とメールをくれてやってくる。
ちょっとプレッシャーになっているのかな。

赤さんはマシンに入ってるが胸は張る。出したいなーと搾乳訓練。
お、朝粘ったせいか、ガーゼがびしょびしょになるくらい母乳がでた!
夜、授乳に行くと38gも飲んでくれた!
でも乳首がきれた!(笑)

シャワーの時に傷をチェック。保護テープがゼリー状に溶けてきちゃった!大丈夫かしら…
ちなみにあした、抜糸だそうで。いたいのかなあ。

とりあえず風呂上がりにスリミングジェルを塗り始めた。体型の崩れ、ショックすぎた…

メモ・ロキソニンとPLは母乳に影響なし。

【産後】11/1

11/1

寝てる間に腰を動かせるようになり、目覚めたらおっぱいが張って痛かった。
助産師さんにみてもらうと、
出た!母乳!(レッチリ)
レナみたいに飛ばすパフォーマンスでもやってみようかしら(笑)
あとで赤さんにあげてみるのだ。

※注:「レナ」=増山麗奈氏のこと。げんきそうだねー

http://www.renaart.com/

早速授乳室に行って、手順を断片的にしか知らないわたしはもう一回復習。

手を洗い、オムツチェック、赤さんを抱っこし体重計に。
授乳前のを記録、授乳してからもう一回計測。
引き算で飲んだミルク量を出す。

あれ、マイナスだ(笑)
そんな時は0と記入。

出なかったのかなー

しかし体重は3300まで増えてた。よしよし。
(生まれたときは3185gでした)

初めてちゃんとオムツ替えも。でも、ぎこちないのだ。

昼寝してたら胸が痛すぎて起きた。ぱつんぱつんですよ。
助産師さんに出具合を見てもらい、マッサージをしろといわれる。
やってるけど、マッサージ足りないのかなあ。

13時から母子同室を開始した。
泣いたらまず、オムツチェック、抱っこ、それでダメならミルク。

授乳してみるが、吸ってる気配はあるが、やはり足りないかまた泣いてしまう。
哺乳瓶より乳首吸いづらいしなあ。
頑張れ、私も頑張るから。これは、社会に出るための訓練なんだよ、と
赤さんに言い聞かせる。

とにかく授乳に格闘すること21時まで。

途中母が来てくれたからいいけど、疲れたなあ。
でも、頑張ってもうまく吸えなくて「ふえーん」って顔の赤さんがかわいい。
頑張れ頑張れって、自然と言いたくなる感じ。

小さいって、得だなー。
小さいだけで可愛いもんな。

でもこいつ、たまにニヤリと笑うんだぜ…

とにかく胸が痛いので、つらい。
早くたくさん出るようにならないといたすぎる。
退院までに、なんとかしないとね、と、助産師さんに言われる。
肩こりも影響してるみたい。
そりゃ、体かばって歩いてたしなー。
まずは、肩のストレッチとおっぱいマッサージか。

初めてのシャワー。
初めて己の体を見た。

ドン引きだ…
傷といい、たるみといい。

見せられない…

腹帯を腰のあたりでキツく締めたら痛みも歩行も楽になったので
それはそれでよかったけど、この腹帯、骨盤矯正にもなるかなあ…
早く体型戻さなきゃ…
ショックすぎる…

ごはんは夜から普通食になった。
その前におやつが来た!
バームクーヘン!
これが一番嬉しかったなあ。

あとでディルームの献立表見たら、一日1800kcal。
多いな(笑)
明日検診だけど、体重大丈夫かなあ…

キリのいい日付だったので、各方面にリリースを出した。
昔の同僚らが勝手に名前を考えてるメールのやりとりが面白かったが、
腹がいたくて笑えず、つらかった(笑)

なんだよ、「鷲野candleケンシロウ、」って!
まず、名字違うよ!(笑)

深夜、授乳再チャレンジ。
18g飲んだ!やった!

【産後】10/30〜10/31

10/30

腹がいたくて一睡もできず。夜中に麻酔を3プッシュ、座薬を2回。
全く効かず。

※これ、傷が痛いんじゃなくて実は「あとばら」だったので
麻酔効く訳ないのですよね。座薬の方はかろうじて効いてたみたいだけど。

回診で飲食禁止が解かれ、お茶が解禁、夜から重湯に。
導尿も外してもらい、自力歩行を促される。
(ほんとに嫌だった、導尿。恥ずかしいし位置が合わなくて痛いし)

そして個室から二人部屋に引っ越し。

昼間は体もいたくなく、「あとばら」が痛い程度。
夕方、背中の麻酔が切れてからロキソニンに変更。

痛み止め切れてる間の激痛!
しんどい!

だけど、陣痛よりましだと言い聞かせる。

義母が上京したのでベビーに会いに行く。
薄目を開けそうだ。
夫、初めての抱っこ。
赤さんの目のあたりを暗くして、パッと手を離して明るくする、
「チリの鉱山ごっこ」という謎の遊びを一人楽しんでいた…。
(大丈夫か、夫)

夜、赤さんが泣いてるから授乳試すかと助産師さんに誘われるも、
薬が切れて立ち上がれず断念。その後、トイレに行くにも一苦労という状況に。

ああ、麻酔の偉大さよ!
 
 
10/31

久々に6時間睡眠。

麻酔がなくなったため一気に動けなくなり、痛み止めのんで30分しないと起動不可
朝の授乳に間に合わず、まだミルク保育。
薬がきいたところでオムツ替えなど習う。

おとといの夜手術だったわりには頑張ってうごいてる方だと思うことにする。

授乳室で帝王切開の方から励まされる。
5日たてばスタスタ歩けるようだ。とりあえず、頑張らないことにする。

助産師さんにシャンプーしてもらいすっきり。
昼ご飯から五分粥になった。明日にはもう、固形食が出るらしい。

13時、授乳体験。
しかし出るわけでもなく。マッサージが必要か。

息子、初めて目をぱっちり開ける。

両親と祖母ら親戚が見舞いに。
続いて夫と義母が。
きょうから母子同室になり、おばあちゃんたち抱っこし放題。

祖母が
「周りはみんなひ孫がいるのに、わたしだけいなかったから、生きてるうちに見られてよかった」と。
そんなこと思ってたんだなあ。
遅くなってすいません。間に合って(!?)よかった。

さすがに疲れた。
休めるのはきょうまでですよと助産師さんに言われ、やっと横になるは16時。

実質、手術2日目。
夕方授乳するもやはり出ず。オムツ替えも初めてでたどたどしく。
お世話うまくできないし、体は不自由で、
陣痛で痛いの耐えられずに、
不可抗力とはいえ「麻酔早く打ってよ!」って言いながらお腹を切ってもらっちゃったし、
ダメな母だなあと、夜、トイレで少し泣いた。

産後うつってこんな感じなんだろうか。
少し泣いたらスッキリしたけど。

夜、点滴が外れて自由に。でも、つかまり立ちするのに困るが。

【出産当日】10/29

10/29

入院二日目。朝から腹がいたい。
何やら10分おきに痛くなって、起きぬけに助産師さんを呼んで陣痛室に。

便秘気味だったので浣腸を入れてもらうが
これがメチャメチャしんどい!入れて5分も待てませんから!
なんかのプレイと思わなきゃやってらんない(笑)
結局すっきりしきれず、腹痛が増すだけの結果に…

夫合流。
モニタとにらめっこで張ってくると腰をさすってもらう。
しかし、合間にご飯食べられるくらい余裕。間隔も空いてきちゃった。

15時から2時間かけて促進剤。急激に陣痛が強くなる。
さっきの浣腸のせいもあるけど、生理痛の親玉みたいなでかい波がきて、
お尻から赤ちゃんが出そうな痛みになるから押さえないと無理。
そこで、妊婦雑誌で見た、肛門の位置にテニスボール。とにかく押し付けるのだとか。

これ、効くね。

夫曰く「妻のア◯ルにテニスボールを押し当てるだけの簡単なお仕事」(おい!・笑)
でも、その簡単なお仕事の最中に居眠りしてる!

だんだん腹立ってきて、寝ながらボールを押し当てる夫を後ろ蹴りして起こしながら
迫り来る陣痛の波に耐えてたんだけど
子宮口7cmまできた頃、最大級の陣痛に思わず悲鳴、
ギブアップ寸前の私に呼応するかの如く、中の人の心音が下がってしまった。

思わず心配になる我々。

先生が飛んできて、いったん診察、様子見で、再びモニタをつける。
薬はもういれてないが、自然に陣痛が来るように。
でもこれがもうハンパない痛さ。途中、もう無理!と泣き出す始末(笑)

空いてた間隔もだいぶ縮まり3分間隔まで来た頃、再びさっきみたいな強い痛みが。
ベッドの柵をつかみ、その柵をガンガン叩いてもしんどい。

するとまた、モニタに異変が。

集まって来るスタッフ。
先生が来て診察をするが、子宮口はさきほどと同じ7cm
ただ、破水もしてないし、赤ちゃんの頭もまだ骨盤に入ってない。
あと数時間かかるお産に胎児が耐えられないかも、ということで
緊急帝王切開に切り替えることになった。

切迫した状況、数枚書類にサインしなきゃいけないまどろっこしさ!
血液型をもう一回計らなきゃいけないわで、
時間がないなかバタバタしながらオペ準備が進んで行った。
そんな最中も陣痛は来るので、どうにもこうにも。

あんなに切るの嫌がって、背が足りないと言われたときも、逆子になったときも、
なんとか回避して来た帝王切開。
しまいには「もう、早く切って楽にして」と口から出る始末。
中の人の命もあるし、私も体力的にもう限界だった。

オペ室入って麻酔が効くまでが待ち遠しかった。
手術台の上でも陣痛は来るので、乗り越えるのに必死。

初めての入院、初めての手術、初めてのお産。
怖いことだらけ。

説明を耳元でしてくれるスタッフのお姉さん。
背中に麻酔針刺すときに思わず腕をギュッとしたら握り返してくれた。

背中に術後の痛み止めの麻酔、腰に手術用の麻酔をし
何度か効き具合を確かめてから手術開始。

下半身麻酔だから、様子がわかるのね。
あの、電メス使うときのたんぱく質が焦げた匂いや、先生たちの会話。
大学病院だから、手術中にインターンに教えてる会話が聞こえる。
まあ、いわば実験台か。

さっき陣痛室で撮影したレントゲンが手術室に映し出されているが、
ブラウザ使っててIE7か8?なんてことばかりみてた。

そんななか気になる会話が。
「これ、事故のあとだなあ。転落。2回目だな」
これ、のちに隠語だとわかる。

21時スタートの手術。
おめでとうございますと言われた時間が21時43分。

「元気ですか?」の問いかけに「ちょっと待ってね」と言われたのが気になったが、
しばらくすると産声が聞こえ、きれいになった中の人がわたしの顔の横に現れた。
助産師さんが小さい土気色した新生児を抱え、足をわたしの顔にペタっとする。
顔を近づけてくれたのでチューをした。

小さい小さい顔からはミルクのような、いい匂いがした。

縫合の最中は眠らされていて、終わって目が覚めるとものすごい震えが来た。
出血が1400ミリあったらしいので、そのせいだろうか。
ストレッチャーで運ばれたあとのことはあまり覚えていない。

夜中はとにかく震えと高熱と暑さと
その後に襲って来た腹の痛みに耐えながら一睡もできなかった。

チビの首には臍の緒が巻きついてたらしく、
さっきの隠語を解読してみるに、逆子を直した時に巻いてしまった、ということだろう。

とにかく、無事に産まれてよかった。

 1 |  2 |  3 |  4 |  5 |  6 | すべて読む