2009年02月04日 (水曜日)

自傷行為

最近、思い出したように本を読む。
漫画じゃなくて読書。

買った本のリストは前述の通りなんですが
http://clubmania.jp/diary/archives/2009/01/25_2123.php
「十年不倫」→「ガール」と
三十路女子には痛々しいセレクトとなってしまった、はからずして。
いや、若干計ったか。

読書は、帰り道の現実逃避アイテムなのだ。
役に入りやすい、媒介体質なので、お手軽現実逃避。

次、どっち読もうかなあ。
ロックンロールミシンもまた、インディーズブランドを運営する身には痛々しい。
一回、初刊出たとき読んでるしな。


最近特に、女っていう生き物のめんどくささを痛感します。
でも、男に生まれても同じこと思ったかな。
人間、めんどくせえ。
でも、それを楽しめたらすてきね。
まだその域に達していない。人間出来ていないなあとか思う。

昼間の私は、中間管理職ってどうやって振る舞ったらいいのか、ってことを常に悩む。
夜の私は、三十代をどう生きていったらいいのかを悩む。
時々、悩むことに飽きる。
それでいいのかもしれませんね。
悩んでばっかりでもどうにもならん。考えなしに動くといいことがない。
そこそこで。なにごともね。

他人との距離感が未だにつかめないダメな大人です。
年下のクライアントに「女の子」といわれました。
「そんなにいっぱい抱えて大丈夫ー?女の子だから心配だよー」

内心ニヤリとしたのは内緒な。

まだ、あたし、女の子。ちゃんと女の子。

女の子は時間がかかります。
きれいにするのが仕事だから、寝る前のお手入れも朝のお手入れも、時間がかかります。
男の子と同じタイムテーブルで生きてたらどんどんダメになる。
女の子であることをきちんと受け入れて、理解しないといけない。
それならば「あなたはそれでいいけど、あたしは違うよ」って
きちんと伝えてあげないといけない。
人は、みんな自分中心にものを考えてしまうから。

お互いを知って初めて、人間は出来上がるのかも、しれませんね。
死ぬまで勉強かあ。
それをやめたら、一気に老けたり不細工になったり、魅力がなくなって
死に近づいてしまうのかもしれないなあと思うと

ちょっとだけ恐くなるのです。

気分転換。大事ね。
最近家に帰ると気分をスイッチすべく音楽を聴いたりしています。
新しいMacを買って音源が全部本体HDDに入ったから便利です。
そして、早く寝る。
できてないけど。
早く寝ないと、お肌に悪いわよ。

2009年01月25日 (日曜日)

新宿・三十女・一人暮らしの休日

新宿駅からほど近い場所に部屋を借りて、もう1年半が過ぎようとしている。
その前の代々木にいた10ヶ月を入れれば、“一人暮らしでもう2年”なわけだ。

都心部、そこそこいい立地なので、それなりなお値段である。

休日は何をするかと言えば、
ああ、今月新年会と称して飲み過ぎちゃったなあと反省し、引きこもるのである。

インターネット代は家賃に入っているので
夜はたいていメッセンジャーを数時間単位でしてから寝る。
ついつい話し込んでしまうと寝不足を招くが、まあいいでしょう。
元々他人に気を遣いすぎて自分から連絡するのを嫌うので
気にかけてくれる友人も大変ありがたいし
ログインしておくと話しかけてもらえるというあのシステムは、私には大変都合が良い。
そういうツールでもなければ、
溜まったものを吐き出せなくて己の毒にやられて死んでいくのだろう。

外食は稀だ。
おごってくれるのなら別であるが、そう毎日毎日都合のいい話はない。

料理は月2〜3回、まとめて行い、冷凍してしまうので
そうじゃないときはその冷凍したご飯を解凍して食べたりする。
めんどくさくなるとコンビニやスーパーで総菜を買うが
1食500円までと決めている。
1000円で支払い、おつりの500円玉は貯金するのだ。

ドラッグストアは、タイムセールの時間帯に行く。
もしくは3日、10日、20日の感謝デー。

ずいぶん、生活の知恵も付いてきたと思う。

たとえばね。

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目が覚めて、晴れていたら布団を干す。
ついでに部屋のサボテンも一緒にひなたぼっこさせる。

冷凍ご飯のストックがなくなってきたらご飯を炊く。
白米に十六雑穀を混ぜたものを作る。
その合間に洗濯をして、干す。

炊飯器にスイッチを入れたら、牛乳と卵を買いにコンビニへ。
スーパーに行くにはちと遠いのが難点だ。

部屋着の上にコートを羽織り、マスクに帽子というスタイルで
ここは都会のど真ん中だというのに完全なる地元スタイルを貫くのだ。
知り合いに会う可能性は限りなく高いが、まあ、そんなことはどうだっていい。
だってこっちは地元でただ暮らしている時間の一部にすぎない。

帰ってきてご飯が炊けていたら、それをタッパーに小分けし、すぐ冷凍する。
これでチンしたときには炊きたてがよみがえるのだ。

お茶飲んでネットして一息ついたら近所に買い物に出かける。

出てすぐの地下街に入って、最近出来たテナントを物色する。
薬局で「のどぬ〜る ぬれマスク(就寝用・ハーブ)」を購入。
これは400円未満だったら買うことにしている代物だ。

啓文堂で本を物色。
本谷有希子の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を買うつもりだったんだけど見つからなくて

奥田英朗「ガール」
宮沢章夫「アップルの人」
鈴木清剛「ロックンロールミシン2009」
襟野未矢「十年不倫」
私屋カヲル「こどものじかん6巻」

…なんちゅーセレクトなんだこれ。
若干恥ずかしくなったので「領収書ください」と言った。
書籍が経費で認められるのは、いい商売だなと思った。

一旦銀行に行き、1週間の生活費7000円をおろして
ルミネの成城石井に行って総菜を物色するのだが
めんどくさくなって「有機トマトと九条ネギの明太子パスタ」499円を購入。
大変おいしゅうございました。

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というのが今日の話。

なんだろう、生活感たっぷりですね。
いいのかなあこんな話を表で書いて。
まあいいか、以前のあまりにあまりな生活への無頓着っぷりは
周りも心配していたことでしょう。

今朝、寝る前にぼんやり見ていた「ボクらの時代」(CX)。
岩井志麻子×西原理恵子×中瀬ゆかりの対談が本気で恐すぎます…(いい意味で)

「金がないのは首がないのと同じ」
「自由は金で買う」
「男と女は最後戦友になっちゃうんだから、同等の収入がないと難しい」
「夫婦がいつまでも恋愛モードだと浮気したときにつらくなる」

以上、西原理恵子。
いずれも名言だ。

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仕事を依頼してくる担当者が最初にギャラを言わないことが多い。日本はそういう変に「奥ゆかしい文化」があるけど、そんないくらもらえるか解らない仕事なんてできないよ。こっちはいい仕事だったら安くても高くてもやるんだから、先に金額提示してこない依頼は片っ端からメール捨ててるね。そんなヤツとはビジネスなんて出来ん。
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これ、私、受ける側も発注する側にもなったことあるから解るけど
ごもっともだよなあ。
なので極力、発注側に立った際には金額を申し訳無さげに言うことにしている。
受けるときは、先に「いくらですか?」と相手の予算を聞くようにしています。

だって、ビジネスですものね。

「お金じゃないよ」なんて昔よく言ってたけど
そんなことないからね!笑
こちとら生活するためにモノ作ってんだ。

っていう心づもりがないと、プロとしてやっていくには厳しいと思います。
そう、コスト感覚のないクリエーター(これ別の言い方ないのかね)はやっていけないということ。

自分に値付けをするためには相場を知らねばならない。
だから「本物」をたくさん見て知ることが大事。
いわゆる一つのマーケティングだわね。

最近それが足らないヤングメンが増えている気がするのですよ。

デザイナーズリパブリックのこと。

昨日?一昨日?あたりからちらほら流れてきたニュース
The Designers Republic 倒産!!

第一報と思われるブログ(英文)はこちら
The Designers Republic Is Dead; Long Live The Designers Republic

上のブログのコメントに「I can’t believe it」って書いてる人がいて、まさにそんな感じなんだけど
まあ、世界的な不況の影響もあるかとは思いますが
90年代ブリティッシュテクノデザイン文化の終焉なのかなあ、なんて
少し寂しくなりました。

DRといえば、shop33ね。そして、ワイプアウトシリーズ。
「化粧」て! って思いながらも「ああ、外国から見た日本ってso coooolなんだなあ」と
私は何も考えないままイギリスに行ってしまいました。
一緒に住んでた男の子とはひどいけんかもしながら、でも現地で友達が出来たり
レコ屋巡りして新しいもの吸収したり、向こうで活動してるTシャツのデザイナーさんにあったり
のちのクラマニを形成するたくさんのものをもらいました、あの当時のイギリス。
そしてDR。

うちも、もうぶっちゃけあまり表立った活動はクラマニ名義ではしていないのですが
それでも今まだデザイナーって肩書きで仕事させていただいてて
そのソースっていうとやっぱり、あの年代のテクノカルチャー、
そしてその時代を象徴する、あのデザインたちだったんですよね。

DRに影響を受けたデザイナーは日本でもいくつか見られ、
世代でいうと私なんかはDR孫世代くらいになるのかと思うけど
デザイン活動してきたこの13年、
大変なリスペクトを捧げていたデザイナー集団の一つに間違いありませんでした。

今後はソロで活動していくそうで、集大成のブックも出るようですが
もちろんそちらもチェックすることとして

ありがとう、デザイナーズリパブリック。

2009年01月24日 (土曜日)

ほしいほしい

N-04A

amadanaの新型ケータイ。
カメラが3.2メガになって手ぶれ補正付き、
初のスライド型、などなど。

GPSつくって聞いてたのに付かないのか。ちっ。

今回のサウンドはHASYMOが担当。
これもまた。
でもこのメロディで起きれるかと言ったら

…うーん

育てる。

育てるという行為が苦手なのである。

サボテンを殺したことが数回ある。
サボテンですよ。
普通枯れないよ。
でも枯れたんですよ。
もとい、枯らしてしまった。

ペットは、怖くて飼えない。

部下というポジションの人間が、過去いたことは何回かある。
今もまたしかり。
何かの「長」になることは、これまでの人生たくさんあった。
学級委員長、広報委員長、部長、などなど。
自分の目線で人をはかるから、己に満たないものを切り捨てがち。

世界各国から精鋭だけを集めて最強チームを作る、巨人みたいなことをするのは容易い。
でも、集める行為が全く容易くない。

みんなのアイドルになることは容易い。
というか
慣れている。
かわいがられるこつはいくらでも知っている。
だがしかし
かわいがるということから遠く離れてしまってはいないか。

だからサボテンが死んだ。

そんな解釈をした。

一人っ子で、親戚にも私より下はいなかったので
下の子をどうかわいがっていいのか解らない。
かわいがるというか、扱いが。

そんなときは、シチュエーションを作って役に入ってみればいいのかもしれない。
それならば、役に入ることならば、慣れていることである。

下の子から見た今の私は
たぶん、若干いやな人に映っているのではないか。

そんなことを考えた。

しかしながら、こちらにもこちらの事情というのがあり
言っていいことと悪いことはあるから
全部をさらけ出して理解を求めるのは、何か違うのだろう。

昔はね
何もかもを知りたいと思った。それが、解り合うことだと思っていたのだけど
ウソなんかいらないからホントのことだけを、って

ホントのことを知ったら、後悔した。

──あれは、助けを求めていたのではなかったのですか。

昔のことを思い出して、ひとり、そんな呼びかけをしてみるけれど。

事実なんてどうでもいいや、嬉しかった思い出だけを、と
今はそんな風に思うのです。

自分の今までの人生じゃ計り知れない、計算できない考え方をする他人に対して
どう理解を、協力を、求めていったらいいのだろうか。
せっかちな私は、成長を待てずに投げ出して、何かを枯らしてしまうのではないだろうか。
私をも枯らしてしまうのではないだろうか。

烙印を押すことは容易いのだけど。

そんなことを悶々と考えても仕方がないから
「はいはい、とりあえず今から私が悪者の役ね」って
そうしてしまった方が楽なのだろうか。

わからないなあ。
解らないことは考えても解らないのだろうなあ。
じゃあ、考えない。

ぼーっと全体を、輪郭をぼんやり眺めるうちに
はっ!と
何かに気づいたりするかなあ。


私の友人に
忠告を理解するのに10年かかるやつがいるんだが
そういえば私は、その子のことも待てなかったんだった。
でもそいつは10年経って、やっと理解することが出来た。
「あんとき言ってたこと、今解った!」と。

遅えよ!って思ったけども。笑

素直に褒めてあげるべきだったかもしれないなあ。

褒める。褒めて育てる。

出来て当たり前、という空気の中、空気を精一杯読みながら生きてきた人間には
先回りして褒められるようなことをして
「別に?」と、ナントカ様みたいな態度で
内心ニヤニヤしながら小さくガッツポーズを取って大人になった人間には

ハードルが高いのである。

たぶん今年の試練は、それだ。
 
 
 
tumblrはじめました。
http://kikka303.tumblr.com/
使い方模索中。
はてブのスピンオフにしたらいいのかなあ。

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