2009年01月25日 (日曜日)

日々 新宿・三十女・一人暮らしの休日

新宿駅からほど近い場所に部屋を借りて、もう1年半が過ぎようとしている。
その前の代々木にいた10ヶ月を入れれば、“一人暮らしでもう2年”なわけだ。

都心部、そこそこいい立地なので、それなりなお値段である。

休日は何をするかと言えば、
ああ、今月新年会と称して飲み過ぎちゃったなあと反省し、引きこもるのである。

インターネット代は家賃に入っているので
夜はたいていメッセンジャーを数時間単位でしてから寝る。
ついつい話し込んでしまうと寝不足を招くが、まあいいでしょう。
元々他人に気を遣いすぎて自分から連絡するのを嫌うので
気にかけてくれる友人も大変ありがたいし
ログインしておくと話しかけてもらえるというあのシステムは、私には大変都合が良い。
そういうツールでもなければ、
溜まったものを吐き出せなくて己の毒にやられて死んでいくのだろう。

外食は稀だ。
おごってくれるのなら別であるが、そう毎日毎日都合のいい話はない。

料理は月2〜3回、まとめて行い、冷凍してしまうので
そうじゃないときはその冷凍したご飯を解凍して食べたりする。
めんどくさくなるとコンビニやスーパーで総菜を買うが
1食500円までと決めている。
1000円で支払い、おつりの500円玉は貯金するのだ。

ドラッグストアは、タイムセールの時間帯に行く。
もしくは3日、10日、20日の感謝デー。

ずいぶん、生活の知恵も付いてきたと思う。

たとえばね。

---

目が覚めて、晴れていたら布団を干す。
ついでに部屋のサボテンも一緒にひなたぼっこさせる。

冷凍ご飯のストックがなくなってきたらご飯を炊く。
白米に十六雑穀を混ぜたものを作る。
その合間に洗濯をして、干す。

炊飯器にスイッチを入れたら、牛乳と卵を買いにコンビニへ。
スーパーに行くにはちと遠いのが難点だ。

部屋着の上にコートを羽織り、マスクに帽子というスタイルで
ここは都会のど真ん中だというのに完全なる地元スタイルを貫くのだ。
知り合いに会う可能性は限りなく高いが、まあ、そんなことはどうだっていい。
だってこっちは地元でただ暮らしている時間の一部にすぎない。

帰ってきてご飯が炊けていたら、それをタッパーに小分けし、すぐ冷凍する。
これでチンしたときには炊きたてがよみがえるのだ。

お茶飲んでネットして一息ついたら近所に買い物に出かける。

出てすぐの地下街に入って、最近出来たテナントを物色する。
薬局で「のどぬ〜る ぬれマスク(就寝用・ハーブ)」を購入。
これは400円未満だったら買うことにしている代物だ。

啓文堂で本を物色。
本谷有希子の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を買うつもりだったんだけど見つからなくて

奥田英朗「ガール」
宮沢章夫「アップルの人」
鈴木清剛「ロックンロールミシン2009」
襟野未矢「十年不倫」
私屋カヲル「こどものじかん6巻」

…なんちゅーセレクトなんだこれ。
若干恥ずかしくなったので「領収書ください」と言った。
書籍が経費で認められるのは、いい商売だなと思った。

一旦銀行に行き、1週間の生活費7000円をおろして
ルミネの成城石井に行って総菜を物色するのだが
めんどくさくなって「有機トマトと九条ネギの明太子パスタ」499円を購入。
大変おいしゅうございました。

---

というのが今日の話。

なんだろう、生活感たっぷりですね。
いいのかなあこんな話を表で書いて。
まあいいか、以前のあまりにあまりな生活への無頓着っぷりは
周りも心配していたことでしょう。

今朝、寝る前にぼんやり見ていた「ボクらの時代」(CX)。
岩井志麻子×西原理恵子×中瀬ゆかりの対談が本気で恐すぎます…(いい意味で)

「金がないのは首がないのと同じ」
「自由は金で買う」
「男と女は最後戦友になっちゃうんだから、同等の収入がないと難しい」
「夫婦がいつまでも恋愛モードだと浮気したときにつらくなる」

以上、西原理恵子。
いずれも名言だ。

---
仕事を依頼してくる担当者が最初にギャラを言わないことが多い。日本はそういう変に「奥ゆかしい文化」があるけど、そんないくらもらえるか解らない仕事なんてできないよ。こっちはいい仕事だったら安くても高くてもやるんだから、先に金額提示してこない依頼は片っ端からメール捨ててるね。そんなヤツとはビジネスなんて出来ん。
---

これ、私、受ける側も発注する側にもなったことあるから解るけど
ごもっともだよなあ。
なので極力、発注側に立った際には金額を申し訳無さげに言うことにしている。
受けるときは、先に「いくらですか?」と相手の予算を聞くようにしています。

だって、ビジネスですものね。

「お金じゃないよ」なんて昔よく言ってたけど
そんなことないからね!笑
こちとら生活するためにモノ作ってんだ。

っていう心づもりがないと、プロとしてやっていくには厳しいと思います。
そう、コスト感覚のないクリエーター(これ別の言い方ないのかね)はやっていけないということ。

自分に値付けをするためには相場を知らねばならない。
だから「本物」をたくさん見て知ることが大事。
いわゆる一つのマーケティングだわね。

最近それが足らないヤングメンが増えている気がするのですよ。

21:23 [カテゴリ: 日々] [ BBS ]
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?


 

手動で送信されたコメントであることを示すために、
上のボックスに表示されている通りに数字を入力してください