【日々】 ボクにだって事情がある。キミもまた、そうだろ？

人間ってどうも
自分が先に行った悪事を忘れる、もしくは棚に上げて
同じことをされた時に勝手にへこんだりする習性があるようです。
それはピンポン感染が如く、連鎖するようで。

なんだかなぁ〜（阿藤快）

喉元を過ぎてしまえば、全部どうでもいい、
いや、どうでもいいは言い過ぎか、
じゃあなんて言ったらいいのだ？
「ふーん」で終わるようなこと？

でも「ふーん」で括られてしまうような数年間だったのだとしたら
それはなんだか、哀しいなと思うのね。

ああ、いい日本語を思い出しました。
『風化』だね。
それは即ち、「過去になった」という意味合い。

お互いに同じタイプの場合ね。
向かい合って、鏡、もしくはコピーロボットみたいに
投げた球をただ同じ速度・同じカーブで投げ返す、ような事を続けていたら
そこからは何も生産的なことは起きなくて
怠惰な、堕ちてゆく日常がエンドレスループ。
それは容易に推測が可能であり

でも真っ最中だとそこまで考えないよな。

過ぎてみて初めて気付くいくつかの事。
人生、そんな作業の繰り返しですね。

事実を否定する気はさらさらなくて
楽しかったし、いろんなこと学んだし、
つらかった時期、その存在に救われていたというのも確か。
そして三叉路の入り口まで歩いて来ちゃったから
とりあえず周りの道路を掃き掃除して
一個の袋に入れっぱなしにしてたお互いの荷物を振り分けて
にっこり笑って「じゃあね！」

みたいなことですわ。

そして三叉路の入り口に先に到達したのはきっと私のほうでしょう。